【最新版】鉄筋コンクリート構造の建物のメリット・デメリットを解説!

ノウハウ記事

瀬戸 繁貴

筆者 瀬戸 繁貴

不動産キャリア7年

鉄筋コンクリート構造の建物のメリット・デメリットを解説!

マイホームを購入する場合、建物の構造に注目して選ぶことが大切です。
建物の構造は、建物の価格や快適性、安全性を左右する重要な要素のため、各構造の特徴を知っておく必要があります。
そこで今回は、建物の構造のうち鉄筋コンクリートについて、メリット・デメリット、おすすめの方を解説しますので、ぜひ今後の参考にしてみてください。

鉄筋コンクリート構造の建物のメリット

鉄筋コンクリート構造の建物のメリット

鉄筋コンクリートとは、コンクリートの芯の鉄筋を入れて、強度を高めた建材です。
鉄筋とコンクリート、それぞれの利点を補い合った特性を持っています。
ここでは、鉄筋コンクリート構造の建物のメリットを5つ解説します。

メリット①遮音性

鉄筋コンクリートの遮音性は、木造と比較して約10倍と言われています。
厚さ180~250mm程度の壁を選べば、生活音や話し声はほとんど聞こえないレベルになります。
ただし、遮音性が高くても、すべての音が聞こえなくなるわけではありません。
騒音レベルは建物の間取りや周辺環境にも影響を受けるため、ほかの要素も併せて確認するようにしましょう。

メリット②デザイン性

鉄筋コンクリートは壁にコンクリートを使用するため、打ちっぱなしや吹き付け塗装などのデザインが採用できます。
打ちっぱなしは現代的でシンプルなイメージの内装によく馴染みます。
木造より柱が少ないため、空間を広く使える点もデザイン面でのメリットです。

メリット③耐震性

鉄筋は引っ張り強度が高く、コンクリートは圧縮強度が高いため、鉄筋コンクリートは耐震に優れた素材と言われています。
地震が起きても揺れにくく、倒壊しにくい構造である点が鉄筋コンクリートのメリットと言えるでしょう。
耐震性は築年数や耐震等級によっても異なります。
耐震性を重視してマイホームを選ぶ場合は、新耐震基準を満たす基本的な条件の1.5倍の耐震性を持つ「耐震等級3」の建物がおすすめです。

メリット④耐火性

鉄筋コンクリートは不燃性の素材であり、約1,000度の高熱にさらされても燃えにくい特性を持ちます。
また、コンクリートには延焼を遅らせる特性もあるとされています。
そのため、鉄筋コンクリート構造の建物は耐火性に優れている点がメリットです。
万一火事が起きても火が広がるのに時間がかかるため、逃げる時間を確保することができます。
耐火性の強さは木造と比較した場合のもっとも大きなメリットと言えるでしょう。

メリット⑤耐久性が高い

適切なメンテナンスをおこなった場合、鉄筋コンクリート構造の耐久性は約120年といわれています。
減価償却の計算に使われる法定耐用年数は、木造住宅が22年であるのに対し、鉄筋コンクリート造は47年と2倍以上の期間が設定されています。
耐久性が高く、長く住み続けられる点も鉄筋コンクリート構造のメリットです。

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鉄筋コンクリート構造の建物のデメリット

鉄筋コンクリート構造の建物のデメリット

鉄筋コンクリート構造の建物には、メリットだけでなくメリットもあるため、両方を照らし合わせて検討することが大切です。
ここでは、4つのデメリットを解説します。

デメリット①建築コストが高い

鉄筋コンクリート構造は木造に比べて工期が長い特徴があります。
使用する建材も高価な場合が多く、建築コストが高い点はデメリットです。
鉄筋コンクリート構造の家を購入する場合、住宅価格が比較的高くなる点を覚えておきましょう。

デメリット②夏は暑く・冬は寒い

コンクリートは熱伝導率が高く、外の熱を室内に伝える特徴があります。
そのため、室内は夏に暑く、冬に寒くなりやすい点がデメリットです。
冷暖房の使用頻度が高くなり、電気代がかかる可能性もあるでしょう。
ただし、鉄筋コンクリート構造でも外壁に外断熱を施していれば、熱伝導率を下げられます。
鉄筋コンクリート構造を採用する場合は、断熱効果を高めるほかの施工も併せて検討するとよいでしょう。

デメリット③カビや結露が起こりやすい

鉄筋コンクリート構造は気密性が高いため、室内に湿気がたまりやすい特性があります。
コンクリートは砂と水を混ぜ合わせて作られているため、新築のうちはコンクリート内の水分が蒸発して室内にこもる場合もあります。
室内の湿気が高いとカビや結露が生じやすくなるため、注意するようにしましょう。
2003年の建築基準法改正以降、すべての住宅に24時間換気システムの設置が義務付けられています。
鉄筋コンクリート構造の住宅でも、以前より換気しやすい設計になっている場合が多いです。
意識的に換気をおこなえば、湿気がたまりやすい鉄筋コンクリートのデメリットをカバーすることができるでしょう。

デメリット④床が硬い

コンクリートの床は木の床や畳の床に比べて硬い点がデメリットです。
硬い床を使用していると、日常的に膝に負荷がかかる可能性があります。
また、転んで怪我をする可能性もあるため、安全対策は欠かせません。
カーペットやフロアマットを敷くなどの対策で、コンクリートの硬さが直接伝わらないよう工夫することもできます。

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鉄筋コンクリート構造の建物がおすすめの方の特徴

鉄筋コンクリート構造の建物がおすすめの方の特徴

マイホームを建てる場合、住宅に求める条件によって適した構造は異なります。
それぞれの構造の特性をよく知ったうえで、自分に合ったものを選ぶことが大切です。
ここでは、鉄筋コンクリート構造がおすすめの方の特徴を解説します。

コストにこだわらない方

鉄筋コンクリート構造はほかの構造に比べて建築コストが高いのは事実です。
そのため、住宅購入費用を抑えたい方は、鉄筋コンクリート構造より木造や鉄骨造を選んだほうがコストを抑えられるでしょう。
一方で、長期的にかかるコストを検討することも大切です。
鉄筋コンクリートのメリットは耐久性の高さです。
長く住み続けられる点を考えると、コストパフォーマンスは良いといえるでしょう。

安全性を重視する方

鉄筋コンクリート構造は耐震性や耐火性に優れています。
万一の災害時を考え、安全性の高い住宅を選びたい方には適した構造といえます。
なお、建物の安全性を維持するためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。
経年劣化や地震で生じたひび割れなどのメンテナンスをおこない、建物の強度を保つよう心がけましょう。

騒音が気になりやすい方

遮音性の高さは鉄筋コンクリート構造の特徴のひとつです。
交通量が多く一定の騒音が予想される立地に家を建てる場合は、鉄筋コンクリート構造がおすすめです。
また、隣宅との距離が近く生活音が気になりやすい環境の場合も適しているでしょう。
さらに効果を高めたい場合は、構造に加えてフローリングやサッシなども防音性能の高いものを選ぶことをおすすめします。

室内で過ごすことが多い方

コンクリートの素材は断熱性が低い一方で、蓄熱性が高い特性があります。
室内は温まりにくく冷えにくくなるのが鉄筋コンクリート構造の特徴です。
そのため、家にいる時間が長く冷暖房を常に使用するライフスタイルの方に適しています。
在宅ワークや自宅での介護をしている方などは、室温を一定に保ち比較的快適に過ごせるかもしれません。

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まとめ

鉄筋コンクリート構造のメリットには、耐震性・耐火性の高さなどが挙げられます。
一方で、夏が暑く・冬は寒い点や結露しやすい点などがデメリットとなるため、特性を理解したうえでの対策が必要です。
鉄筋コンクリート構造の建物がおすすめなのは、コストにこだわらない方や安全性を重視する方などです。

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