【最新版】老後資金はどんな準備方法がある?老後に必要な生活費と準備方法を解説

資産計画

瀬戸 繁貴

筆者 瀬戸 繁貴

不動産キャリア7年

老後資金はどんな準備方法がある?老後に必要な生活費と準備方法を解説

最近は、老後資金の必要性を感じ準備する方が増えていますが、実際にどれくらい生活費がかかるものなのかわからない方も多いでしょう。
また、どのように準備すれば良いか知っておきたいですよね。
そこで今回は、不動産を利用した老後資金の準備方法について解説します。

老後資金の準備方法1:生活費はどれくらい必要なのか

老後資金の準備方法1:生活費はどれくらい必要なのか

老後資金を準備しなければならないと思っても、年金がどれくらいもらえるのか、また生活費としての出費はいくらぐらいなのかイメージできない方も多いでしょう。
そこでまずは、実際にどれくらいの生活費が必要なのか、またどのような費用がかかるのかについて解説します。

老後にかかる生活費の例

老後の生活費は、家庭の状況によって異なりますが、一般的な夫婦2人暮らしの家庭の生活費がいくらかかるのか、費用の内訳も合わせて解説します。
夫婦2人が持ち家で老後に生活する際には、以下のような費用が発生します。

●食費…約30%
●住居費…約6%
●水道光熱費…約9%
●日用品…約4%
●保険料・医療費…約7%
●交通・通信費…約12%


上記のほか、その他費用(交際費など)がかかり、全体の約30%が目安です。
2020年度に実施された総務省の家計調査によると、夫婦2人の生活費の合計は約25万5,000円となっています。
65歳以上のご夫婦は、年金以外の収入がないケースが多く、同じく家計調査によると約25万6,000円の年金収入が平均です。
なお、年金収入によっては、手元に入る金額から税金が差し引かれます。
つまり、公的年金だけでは、ほとんど手元に残らないどころか、マイナスになってしまう可能性があるのです。
貯金をくずして生活費に充てているといったケースも少なくありません。

生活費以外の出費にも備える必要がある

上記の生活費以外に思わぬ出費がかさむこともあります。
たとえば、家族が大きな病気にかかったり、自宅の修繕費がかさんだりなど、なにが起きるかわからないため、年金収入だけでぎりぎりの生活をするのは避けたいものです。
したがって、少しでもゆとりある生活をするために、老後資金を準備しておくことが大切です。
働いているうちに貯金をするのも良いですが、自宅を活用してまとまった資金をつくることを考える方も増えています。
その方法については、次章で解説します。

老後資金の準備方法2:自宅を活用して資金をつくる

老後資金の準備方法2:自宅を活用して資金をつくる

自宅を活用した老後資金の準備方法としては、以下の3つが挙げられます。

●売却
●リースバック
●リバースモーゲージ


それぞれの方法について、順番に解説します。

売却

まず、自宅を活用して老後資金を得る方法として考えられるのは、自宅を売却することです。
子どもが独立して、夫婦2人で住むには自宅が広すぎることから手放したいと考える場合や高齢者施設に入居する資金を得たい場合などに有効です。
また、不動産を所有していると、税金や維持費がかかりますが、手放せばそれらの負担は必要なくなります。
くわえて、まとまった資金を得ることで、老後の生活にゆとりも生まれるでしょう。
ただし、住み替えるのであれば、その住まいを確保しなければなりません。
また、売却で得たお金で高齢者施設に入居する場合は、その後の生活について検討する必要があります。
さらに、子どもにとっては実家を失うことになるため、家族でしっかり話し合ったうえで決断することが大切です。

リースバック

リースバックとは、不動産売買と賃貸借契約が一体化したサービスのことです。
リースバックを利用する場合は、売却活動で買主を探すのではなく、不動産会社に直接自宅を売却します。
そのあと、売却した自宅に住み続けるために、買主となった不動産会社と賃貸借契約を結びます。
つまり、売却して不動産会社の所有になった自宅を賃貸物件として借りることで、そのまま住み続けられる仕組みになっているのです。
それにより、自宅を売却しても生活環境が変わらないため、住み慣れた場所から引っ越したくない方には有効な選択肢になるでしょう。
ただし、リースバックは、売却価格が相場より安くなるのが一般的です。
また、売却後は不動産会社に家賃を支払わなければなりません。
こういった注意点を理解したうえで検討することが大切です。

リバースモーゲージ

リバースモーゲージとは、自宅を担保にして金融機関から融資を受ける高齢者向けのローン商品です。
借入金の返済については、毎月利息分のみを支払い、契約者が亡くなったときに相続人などが自宅を売却して返済する仕組みになっています。
老後の資金を得たいけれど、自宅を所有し続けたい方には、有効な選択肢です。
ただし、自宅の築年数や立地条件などによっては、担保評価が制限される場合があります。
つまり、どのような物件でもリバースモーゲージを利用できるわけではないのです。
また、借入金の上限額は、担保評価額の5~7割程度になるのが一般的です。
さらに、リバースモーゲージを利用するためには、相続人全員の同意を得る必要があります。
このように、自宅を活用して老後資金を準備する場合、自宅を手放す、あるいは自宅を担保にして借り入れをおこなう方法が考えられます。
しかし、売却しにくい物件や担保評価が低い物件の場合は、資金を得ることが難しい場合もあるため注意が必要です。

老後資金の準備方法3:不動産投資がおすすめ

老後資金の準備方法3:不動産投資がおすすめ

老後資金の準備方法として、自宅を利用して資金を得ることを前章で解説しましたが、自宅はそのまま資産として所有し続け、あらたに購入した不動産を活用するのも方法の1つです。
そこで最後に、不動産投資による老後資金の準備方法について解説します。

不動産投資とは

不動産投資とは、マンションやアパートなどを購入し、賃貸物件として活用したり、売却したりして、利益を得る投資方法です。
老後資金としておすすめなのは、賃貸物件として活用する不動産投資です。

不動産投資のメリット

不動産投資のメリットは、賃貸物件として貸すことで、安定収入を得られることです。
前章でも解説したように、年金収入だけでは、生活費が不足する恐れがあります。
安定した家賃収入が得られれば、その分生活にゆとりが生まれます。
また、将来売却して現金を得ることも可能です。
子どもに財産を遺すこともできるため、投資用の不動産を購入したあとの選択肢も増えるでしょう。

不動産投資の注意点

不動産投資は、入居者がいなければ収入は得られません。
また、不動産を購入した際に組んだ住宅ローンの返済も必要です。
空室のリスクを回避するためには、管理をしっかりおこなうことや入居者を募集することなど、手間と諸費用もかかります。
このように、不動産投資にはメリットとデメリットの両方が存在します。
しかし、住宅ローンの返済が終われば、家賃収入から諸費用を差し引いた分は、そのまま収入となるため、老後に年金以外の収入を得ることが可能です。
そのため、老後資金を準備するためには、なるべく早いタイミングで不動産投資を検討することをおすすめします。

まとめ

老後の収入と生活資金を考えた場合、年金収入だけでは、ほとんど手元に残らないのが実状です。
老後資金の準備方法として、自宅を活用するという選択肢もありますが、自宅を失うことや借金をすることに不安を感じて、不動産投資をおこなうケースが増えています。
そんな不動産投資には、空室のリスクや住宅ローンの返済などの注意点がいくつかありますが、資金計画を立てたうえで取り組めば、老後に安定収入を得られるため、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。


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