スマートハウスとは?購入費用やメリットについて解説

マイホームの購入にあたり、次世代型住宅とも呼ばれる「スマートハウス」を検討している方がいるかもしれません。
スマートハウスは、一般的な住宅より購入費用が高くなる傾向がありますが、購入後は節約ができるメリットもあります。
そこで今回は、スマートハウスとはなにか、購入費用やメリットについて解説します。
スマートハウスとはなにか

スマートハウスについてよく耳にするものの、具体的にどのような住宅なのかわからない方もいるかもしれません。
ここでは、スマートハウスの基本情報として、概要と「HEMS」について、スマートハウスの認知度に分けて解説します。
スマートハウスの概要
スマートハウスとは、IT技術によって、エネルギーを管理する仕組みを持つ住宅のことです。
スマートハウスでは、太陽光発電システムで作った電力を住宅内にある蓄電池にためて、家庭内の電力をまかないます。
電気を作り、ためて、使う流れがすべて家庭内ででき、省エネ効果が期待できるのがスマートハウスの特徴です。
スマートハウスでは、外出先からお風呂のお湯をためる、エアコンのスイッチを入れておくなど、家電の操作ができる利便性もあります。
「HEMS」について
「HEMS」とは、スマートハウスの頭脳ともいえる重要な部分です。
HEMSは「Home Energy Management System」の略で、家庭内の電力を管理するための指示を出す電子機器のことです。
HEMSを使用すると、家庭内の電力消費量の可視化ができます。
スマートフォンやタブレット上から、家電品ごとの消費電力や、どの時間帯に電力を多く使っているかなどの確認が可能です。
家電メーカーによっては、HEMSを手軽に利用できるアプリを開発しているところもあります。
スマートハウスの認知度
2012年の調査によると、スマートハウスの認知度は「名前だけは知っている」「内容まで知っている」方を合わせると、87.3%との結果が出ています。
スマートハウスの導入を検討している方の多くは、災害時の備えや経済的な効果などに期待しているとの回答もあります。
スマートハウスにかかる追加費用については、平均240万円程度であれば、許容程度であるとの調査結果も見られました。
これからマイホームを建築する多くの方にとって、スマートハウスは検討材料の一つになっているといえます。
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スマートハウスの購入費用

スマートハウスを導入するかどうかを検討する場合に、大きな決め手の一つとなるのが費用面かもしれません。
ここでは、スマートハウスの購入費用について、新築時の初期費用、既存住宅のスマートハウス化、ランニングコスト、活用できる補助金に分けて解説します。
新築時の初期費用
新築にスマートハウスを導入する場合の初期費用は、坪単価60~70万円程度が目安です。
主にかかる初期費用の内訳は、以下のとおりです。
●ソーラーパネル
●HEMS
●蓄電池
●建物の断熱工事
ソーラーパネル設置には、100万円以上の費用がかかる場合もあります。
蓄電池は、メーカーや製品によって、数十万~数百万円と価格にばらつきがあります。
設備の種類や必要となる断熱工事については、専門業者と相談しながら決めることがおすすめです。
既存住宅のスマートハウス化
既存住宅をスマートハウス化する場合は、新築に導入する場合の初期費用に加えて、リフォーム費用も必要となります。
太陽光パネルを設置するためには、建物の強度が必要になるためです。
既存住宅をスマートハウスにリフォームする場合の費用は、350万~450万円程度が目安とされています。
建物の状態によっては、さらに高額なリフォーム費用がかかるケースもあるため、注意が必要です。
ランニングコスト
スマートハウスの導入後に継続的にかかるランニングコストについて、検討しておく必要があります。
太陽光発電システムは、3~4年ごとのメンテナンスが必要です。
メンテナンス費用は数万円程度ですが、長期的に見ると大きな額となるため、予算に入れておくことがおすすめです。
また、ソーラーパネルや蓄電池が故障したり、製品寿命を迎えたりした場合には、交換費用もかかります。
保証期間内の無償交換を提供しているメーカーもあるため、購入前に確認しておきましょう。
活用できる補助金
スマートハウスに適用される補助金制度を活用すれば、購入費用の負担を削減できます。
たとえば、一部の自治体で提供されている「スマートハウス普及推進事業補助金」は、以下の工事に適用されます。
●太陽光発電の設置
●ZEH住宅の新築工事
●ZEH住宅の改修工事
●住宅用蓄電池の設置
●住宅用V2Hの設置
補助金を活用するためには、事前の申請が必要です。
太陽光発電システムを購入する前に、活用できる補助金があるかを自治体に確認しておきましょう。
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スマートハウスを購入するメリット

スマートハウスは、一般的な住宅に比べて初期費用が高額な傾向がありますが、購入には多くのメリットがあります。
ここでは、主なメリット3つを解説します。
メリット①光熱費が節減できる
スマートハウスでは、ソーラーパネルによって発電ができるため、基本的には外部の電気会社から電気を供給してもらう必要がなくなります。
住居内で必要な電力が供給できるため、光熱費が削減できる点は大きなメリットです。
また、家庭で使用して余った電力は、電力会社にも売却できます。
HEMS設備があれば、電力の供給と使用が見える化できるため、エネルギー活用の最適化も容易にできます。
メリット②災害に備えられる
スマートハウスを購入すると、災害時の電力供給に備えられるメリットがあります。
災害時に大規模停電が生じても、蓄電池があれば、たまっている電気を非常用として使用できます。
太陽光発電システムにより、昼間は発電した電気をそのまま使い、余った分を蓄電池に充電することが可能です。
停電が長引いた場合でも、冷蔵庫や照明、スマートフォンの充電など最低限の生活インフラを維持できる点は、スマートハウスの大きなメリットといえます。
メリット③電気自動車を蓄電池の代わりに使用できる
スマートハウスでは、蓄電池の代わりに、電気自動車を使用できます。
蓄電池は高額なため、自動車としての役割を兼ねる電気自動車を選択すれば、導入費用の削減になります。
電気自動車は、大容量バッテリーを搭載しているため、停電時でも家庭の電気の供給が可能です。
平常時は移動手段として利用し、災害時には非常用電源として活用できるため、投資価値の高い設備といえるでしょう。
近年では、電気自動車を家庭用の電源として活用する「V2H」の仕組みが普及しつつあります。
V2Hの購入時には、国の「クリーンエネルギー自動車導入補助金」や「災害時対応型V2H導入支援事業」などの補助金制度を使用できる可能性があります。
また、各自治体が独自に用意している補助金制度もあり、うまく活用すれば購入費用を大きく削減できるでしょう。
補助金は毎年条件や金額が変わるため、V2Hの購入を検討している場合は、経済産業省・環境省の公式サイトや各自治体のホームページで確認しましょう。
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まとめ
スマートハウスとは、IT技術によって、エネルギーを管理する仕組みを持つ住宅のことです。
スマートハウスの導入には、坪単価60~70万円程度の費用がかかります。
光熱費が削減できることや災害時に備えられること、蓄電池の代わりに電気自動車を使用できることなどは、スマートハウス購入のメリットです。
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